円錐角膜や角膜移植後などのような角膜不正乱視眼の視力矯正にはこれまで通常のハードコンタクトレンズが改良されながら応用されており、多段カーブデザインなど様々な工夫と努力がなされてきました。しかし症状や状況によっては異物感やレンズ装用の不安定さなどが解決されないため、装用の安心感や日常生活に課題が残っていました。
症状の進行した方々が困っているこれらの問題を改善するために全く新たな概念のコンタクトレンズが開発されてきており、これまでのレンズで実際の生活に困っている方々へ矯正手段の新たな選択肢を提供できるようになっています。レンズ装用における不安感や制限が減るということは日常生活に大きな安心をもたらします。手術をできるだけ回避したい方々も含めて、特殊デザインのコンタクトレンズが持つ価値は非常に大きいと期待されます。
MISCでは既成概念にとらわれず、コンタクトレンズの最新の可能性と実用化について広く研究して参ります。