メニコン 特殊レンズ研究所
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角膜形状解析
角膜形状解析装置の一例
最近の角膜形状解析装置の技術進歩は目覚ましく、複数の特長のある解析装置を用いることは円錐角膜を代表とする不正乱視眼を多面的に捉えることができます。個々の状態に合わせたコンタクトレンズの規格を求める試みにも活用されています。
OPD-Scan
®
Ⅲ 角膜形状
/屈折力解析装置(NIDEK社)
角膜形状(トポ)と屈折度(レフ)分布を測定して、見づらさの要因を角膜かそれ以外の部位かで把握することができ、要因を定量的に表現します。ウェーブフロントマップ・PSF・ゼルニケグラフなど、眼球全体の各種解析も可能で、見え方シミュレーション機能と徹照像は、インフォームドコンセントに有用です。
Fig.9-1 OPD-Scan
®
Ⅲ
Fig.9-2 Overviewサマリー画面
前眼部OCT CASIA2(TOMEY社)
非接触・非侵襲で、角膜から水晶体までの前眼部の3次元撮影が可能な検査装置です。カラーコードマップに加え種々の角膜形状解析、2D表示などによって、角膜混濁、円錐角膜などの角膜不正乱視疾患の検査、白内障術前後の検査、plateau irisや閉塞隅角など緑内障検査に優れており、また円錐角膜のスクリーニング機能も備えています。従来の検査装置では観察が困難な混濁症例の場合であっても、撮影および観察が可能であるため病態の診断精度向上に貢献しています。
Fig.10-1 CASIA2
Fig.10-2 2D解析画面
Fig.10-3 Ectasia Screening画面
E300 角膜形状解析装置
(Medomont社)
トポグラファーのグローバルスタンダードです。個々の角膜形状解析に対して、標準誤差2μm以内という最高精度をカラーコードマップで見易く提供します。また、角膜の測定範囲が広域で、角膜の輪部から輪部までをマップ化することができる市場で唯一のプラチドリングトポグラファーです。このことは、ハードコンタクトレンズまたはスクレラルレンズ(強膜レンズ)をフィッティングする際に大きな利点となります。
Fig.11-1 E300
Fig.11-2 Axial powerマップ(Normalized)画面
TMS-5 前眼部形状解析装置
(TOMEY社)
従来のTMS-4は角膜前面のみの測定しかできませんでしたが、TMS-5では角膜全体(前面、後面両方)を測定することが可能になり、更に、前眼部の断層像の撮影が容易に行えるようになったことから、より正確に角膜の状態や変化を測定することができます。3 次元の画像を映し出すことや、角膜の前面と後面の形状を精密に計測し、それらをカラーコードマップとして表示することができます。角膜の形状や断層についても詳細な情報を得られるため、角膜混濁、円錐角膜などの角膜疾患の検査に効果的です。
Fig.12-1 TMS-5
Fig.12-2 4maps画面
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八重洲さくら眼科
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